政治評論家ケム・レイ氏 追悼セレモニーは中止に(2020年7月9日)

プノンペン都当局は7月8日、4年前に殺害された政治評論家のケム・レイ氏の追悼セレモニーを中止させた。12人の僧侶を含む人々が、ケム・レイ氏が殺害されたプノンペン都内のガソリンスタンドに集まったが、警察などに阻止された。当局の許可を得ていなかった、としている。
当局によれば、新型コロナウイルスの感染予防で社会秩序を維持するため、集会を禁じているという。集まった人たちのうち、ケム・レイ氏のTシャツを着ていた若い男性一人が身柄を拘束され、事情を聴かれたが、その後「ケム・レイ氏のTシャツを着ないように」との警告を受けて釈放された。
集まった人たちは数時間の間その場にいたが、郊外へと移動した。その後、タケオ州にあるケム・レイ氏の家を訪ね、伝統的なセレモニーを実施したという。バッタンバン州から参加したという僧侶の一人は、当局が集会を許可しなかったことに落胆した、という。取材した記者に対しその僧侶は、集会はケム・レイ氏の鎮魂のためと、彼の死の真相を究明するよう当局に求めるためのものだった、と語った。
別の参加者は、「この集会は秩序を乱す目的ではなく、渋滞も引き起こさなければ、新型コロナウイルスの感染予防のためにマスクも着用している。ガソリンスタンドで危険なので、ろうそくや線香も使っていない。私たちは、ケム・レイ氏の家族のために正義を求めている。実行犯の背後にだれがいるのかはまだ判明していない」と、述べた。
ケム・レイ氏は2016年7月10日の朝、プノンペンのモニボン通り沿いにあるガソリンスタンド内のスターマートで、近づいてきた男に射殺された。実行犯の男は間もなく逮捕され、2017年3月にプノンペン地方裁判所で終身刑の判決を受けた。この判決を昨年5月、最高裁が支持し、刑が確定した。

(原文:https://www.khmertimeskh.com/50742890/gathering-blocked-ceremony-for-slain-analyst-scuttled-due-to-virus/

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