少数民族をモチーフにしたショー

サイゴン徒然草-タイトル

 アクロバットショー「Teh Dar」(テダー)を初めて鑑賞した。以前、本紙で紹介したことがある「AO show」「MIST」と同じプロダクションの制作による作品。竹を使ったアクロバティックサーカスと伝統音楽を融合させたステージが特徴だ。

 Teh Darとは、中部地方の少数民族K’Ho族の言葉で”円になる”という意味だそうだ。確かに、円舞や、グループで息を合わせたパフォーマンスを多く取り入れている。

 先のふたつの演目と大きく異なったのは、仮面をつけた表現や口ずさむ言葉の節回しにアニミズムを感じたこと。大掛かりな竹のセットや、軽やかな身のこなしの華麗さに目を奪われがちだが、私としては”静”と”精”を思わせるこの自然信仰を具現化したような空気感もぜひ味わってほしい。

 1時間強のパフォーマンスは、10ほどのパートに分かれていて、いずれも静と動をテンポよく組み合わせ、飽きさせない構成だ。このTeh Dar、2016年に初演を迎えると、瞬く間に国内外の聴衆を魅了。

 来年に向け、数ヶ月にわたるヨーロッパ公演も予定しているそうだ。ホーチミンにお越しの際は、ぜひ一度体験していただきたい。公演やチケットの情報は以下の公式ホームページでチェックできる。

https://www.luneproduction.com/teh-dar

 

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迫田陽子

迫田陽子

Yoko SAKODA/ジャーナリスト
日本テレビ系列局の報道記者を経て、ベトナム・ホーチミン市へ。報道番組や新聞、雑誌の取材のほか、日越間の文化事業のコーディネーターを務める。愛車のバイクで風を切りながら、街の移り変わりを見つめる日々。長崎県出身。
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日本テレビ系列局の報道記者を経て、ベトナム・ホーチミン市へ。報道番組や新聞、雑誌の取材のほか、日越間の文化事業のコーディネーターを務める。愛車のバイクで風を切りながら、街の移り変わりを見つめる日々。長崎県出身。

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