職業、荷物運び

 中国正月が控えるこの時期、町の市場では正月飾りを求める客の姿が絶えない。そんな毎年の 風物詩を撮影に行ったオルセー市場で、思わぬ職業人に見とれてしまった。ひっきりなしに人が行き交う中で荷物を運ぶ人たちだ。

 階段横の一角が彼らの詰所になっていた。荷車と共に出番を待ち、声がかかれば荷車を押して出て行く。お兄ちゃんからベテランまで皆ボロボロの身なりではあるが、「ごめんよ! 荷物が通るよ!」と、威勢良く声を張り市場中をせわしなく動き回っている。

 かっこいい! 普段私たちの生活には一切関係ないが、市場の人々にはきっと無くてはならない存在なのだろう。

 しばらく前に日本では「世界は誰かの仕事でできている」というコピーが話題になった。そう、この世界は誰かの仕事でできているんだ。

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石川正頼

現地新聞社などローカルメディアをメインに仕事をする写真家。プノンペン在住。

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